骨盤の歪み・ズレについて

当院において「骨盤の歪み」は、肩こりや腰痛と並んで最も多い相談内容の一つです。
骨盤は身体の「土台」であり、ここが崩れると家と同じで上層(背骨・肩・首)にも悪影響が及びます。
骨盤が歪むと、骨そのものが痛むというより、周辺の筋肉や神経、血流が圧迫されて様々な不調が出ます。

骨盤の歪みによる主な症状

  • 痛み・違和感
    慢性的な腰痛、股関節痛、坐骨神経痛(足のしびれ)。
  • 体型の変化
    ぽっこりお腹、反り腰、左右の足の長さの違い、お尻の下垂。
  • 自律神経・内臓面
    便秘、冷え性、生理痛の悪化、むくみ。
腰痛と言っても患者様によって様々原因が考えられます。自己判断せず専門家の診断を受けることをお薦めします。

原因と「二次的に引き起こされる症状」

骨盤が歪む原因の多くは「日常の動作のクセ」です。これを放置すると、さらに深刻な症状へ連鎖します。

主な原因

  • 足を組んで座る、片足重心で立つ。
  • スマホやPCによる長時間の猫背(前傾姿勢)。
  • 出産による骨盤の開きと、その後の筋力低下。

引き起こしかねない二次症状

  • 頚椎(首)の歪み
    土台(骨盤)が傾くと、視線を水平に保とうとして首が逆に傾き、ひどい頭痛や眼精疲労を招きます。
  • 膝・足首の変形
    重心の偏りから膝に負担がかかり、将来的な変形性膝関節症のリスクが高まります。
  • 代謝の低下
    骨盤内の血流が悪くなることで、太りやすく痩せにくい体質や、更年期症状の増幅につながることもあります。
当院では患者様の状態に合わせて個々の治療方法を進めております。

整体治療における主なアプローチ

一般的な整体院では、単に「ボキボキ」鳴らすのではなく、以下のプロセスでアプローチします。
    1. 分析
      姿勢チェック、足の長さの計測、触診による骨盤の傾き(前傾・後傾・左右差)の確認。
    2. 筋肉の弛緩(緩める)
      歪みによって硬くなった周囲の筋肉(腸腰筋、中殿筋、梨状筋など)をトリガーポイント療法などで緩めます。
    3. 骨格矯正
      ストレッチや軽い圧をかけるなど、その人に合った手法で骨盤を正しい位置へ誘導します。
    4. 骨格の保持(締め)
      緩めるだけでなく、正しい位置をキープできるようインナーマッスルへの刺激を加えることもあります。
当院では患者様の状態に合わせて個々の治療方法を進めております。

日常で行うべきセルフケア

治療の効果を持続させるには、家での意識が不可欠です。
  • 「座り方」の改善
    椅子には深く座り、左右の坐骨(お尻の骨)に均等に体重を乗せる。足を組む習慣を卒業する。
  • 腸腰筋のストレッチ
    片膝を床につき、もう片方の足を前に出して踏み込む。後ろ側の足の付け根(前側)を伸ばすイメージ。 これにより、骨盤を前後に引っ張る筋肉の緊張が解けます。
  • お尻の筋肉の強化
    「ヒップリフト(仰向けで膝を立て、お尻を浮かせる運動)」を行い、骨盤を支える大殿筋を鍛える。
  • 寝る時の姿勢
    仰向けなら「膝の下に枕を入れる」、横向きなら「軽く膝を曲げて抱き枕を挟む」と腰の反りが軽減され、楽に寝られます。
慢性腰痛は患者様ひとりひとりによって症状や状態が異なります。自己判断をせず、専門家による正しい診断を受けてください。
PAGE TOP