慢性的な腰痛について

慢性的な腰痛の多くは、単一の原因ではなく、「身体を支える土台の機能低下」と「日常生活での持続的な負担」の組み合わせによって引き起こされます。
骨盤の歪み、股関節周りや腹筋・背筋のインナーマッスルの筋力低下などが原因と考えられ以下のことが多く見られます。

座りすぎによる機能低下(長時間の同一姿勢)

  • デスクワークなどで長時間座っていると、股関節の前面にある腸腰筋(インナーマッスル)が縮んで硬くなります。
  • これにより、立ち上がった時に骨盤が前傾できず、腰椎(腰の骨)に負担がかかり、姿勢のバランスが崩れ続けます。
  • 誤った座り方・立ち方

  • 椅子に浅く座り、仙骨(お尻の真ん中の骨)を立てずに背もたれにもたれかかる「だらけた座り方」。これは腰椎の下部に集中して圧力をかけます。
  • 片足重心で立つ癖や、中腰での作業姿勢が、常に骨盤を歪ませ、左右の筋肉バランスを崩します。
  • 体幹の筋力不足

  • 腹筋群(特に腹横筋などのインナーマッスル)や、お尻の筋肉(殿筋)が弱いと、重力や動作の衝撃を吸収・支えることができず、腰周りのアウターマッスルが常に頑張り続けて緊張状態に陥ります。
  • 一般的な施術方法と効果

    骨盤矯正、深部筋マッサージ、ストレッチ指導などを行うことで、骨格の土台を整え、インナーマッスルの機能を回復させ、痛みの根本原因を解消します。

    今後の予防策

    痛みや不調を根本から改善し、再発を防ぐためには、「姿勢の意識」と「筋肉の機能改善」が重要です。

    正しい座り方を習慣化する

  • 椅子に深く座り、骨盤を垂直に立てる(坐骨で座る)ことを意識します。
  • 可能であれば、30分~1時間に一度は立ち上がり、軽く体を伸ばしたり、歩いたりして血流を促します。
  • 股関節周りの柔軟性維持

    硬くなりやすい股関節の付け根(腸腰筋)やお尻(殿筋、梨状筋)のストレッチを、毎日、特に入浴後などの体が温まった状態で行い、腰への牽引を解消します。

    体幹を支える筋力の強化

    腹筋と背筋をバランス良く鍛えるプランクや、お尻の筋肉を鍛えるヒップリフトなどの運動を取り入れ、身体の「天然のコルセット」を強化します。

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